バックアップしてますか? バックアップは面倒ですね。でも大切なことですね。一度失われたデータは戻ってきませんね。寂しいですし、不便ですし、ときには信用問題にもなりますね。
ということで、嫌々ながら私もバックアップをまめにとるようにしています。何回もバックアップに救われたので、だんだん嫌いではなくなりつつあります。
ノートパソコンを外に持ち出す前にはバックアップをとっています。これで大丈夫。でも、長期の出張で、お外で作業をすると、データが心配なことがあります。もしパソコンが壊れたらどうしようかと。
出張中のバックアップのためにハードディスクを持ち歩くのは壊れそうで嫌ですし、USBメモリは小さすぎて、なくしそうで嫌です。

そこで、アマゾンウェブサービスのひとつであるS3(シースリーと発音するようです。エススリーではないのですね)にバックアップをしようと思います。
使うにはAmazon.comが提供しているクラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)のアカウントを作る必要があります。
アカウント作成の流れ | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)を参考にするとよいでしょう。AWSは日本のユーザをあまり増やしたくないみたいで未だに表示が英語ですから、くじけそうになるかもしれません。AmazonやJAWS(ジャパンAWSユーザーズグループ)等の主催する初心者向け勉強会でアカウント取得のハンズオンが開催されたりするので、参加してみたりしてください。

S3は、AWSの一つとして提供されている、オンラインストレージサービスです。保存しているデータ量、データ転送量などに応じて課金される従量制課金モデルを採用しているので、料金が心配な人は必要な箇所だけバックアップするようにしましょう。
S3はAPIを使って操作するので、覚えなきゃいけないことがけっこうありそうですが、今回はともかく出先でバックアップしたいだけなので、できるだけ簡単にできる方法を探しました。

S3のクライアントであるDragonDisk を使います。サイトは、http://www.dragondisk.com/です。こちらも英語ですが、負けずにいきましょう。ダウンロードページを見ればわかるように、DragonDiskは、Windows、Mac OSX、Linuxに対応しています。

DrangonDiskの使い方については、「cloudpackブログ: S3フロントエンドのDragonDiskの設定方法」を参考にしました。

バックアップには、DragonDiskに付属のdgsyncを使います。私が使おうとしているWindows用の使い方が「Amazon S3のクライアント「DragonDisk」に付属の「dgsync」が便利な件 « 東京データネットワーク エンジニアブログ」にありましたので、そのまま使わせていただきました。

私がバックアップするのは、デスクトップと進行中のファイルを入れておくフォルダのみ。これぐらい絞れば容量が少なくて済みますし、実際、それ以外のファイルは出先で更新しませんので問題はありません。

バッチを走らせて、DragonDiskでちゃんとバックアップがとれているか検証しましょう。最初は、WebブラウザからAWS内のS3の画面を見ていたのですが、キャッシュの関係できちんと結果が表示されないことが多々あったので、DragonDiskのほうが良いと思いました。

定期的に自動にバックアップしたい場合はタスクスケジューラに登録しましょう。

 なお、会社でバックアップや機器持ち出しのルールが決まっている方はそれに従ってくださいね。他社のサーバにデータを送信するのを禁じているところも多いと思います。
 僕は自営業者なので、比較的自由にやっていますが、出張用PCには出張中に必要な書類しか入れないことにしてますし、パスワード保護やディスクの暗号化もやります。データ消失も怖いですけど、情報漏えいも怖いですものね。


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