本日、Amazonのサポートの方とチャットでやりとりした結果、Kindle Fire HD 8.9 を返品することにしました。

アプリが少ないなど、制限のある端末とは分かっていましたが、肝心のKindleの機能が古くて、ハイライトの色による絞り込みといったiPad2上のKindleアプリではできることが、Kindle Fire HD 8.9ではできないのです。

Amazonさん的にはこれはハードウェア仕様ということでしたが、そうした仕様はAmazonのサイトにも明示的に書かれていないので、それはおかしいと主張して返品に至りました(いちおう返送料金は僕が払いますけど、それさえ譲歩してます)。

現在、Amazonで販売中のKindle端末で、Kindleの機能がダメとか専用ハードの存在意義がないです。そんなハードを機能制限ありですと明示もせずに売ってるAmazonさん、正直、酷いと思います。

Amazonサイト内で最新のファームウェアにアップデートかければ最新のKindleになると思っていたのですが、アップデートは用意されておられず、「仕様です」という魔法の言葉が出てきたので、Kindleに別れを告げることにしました。もうKindleは買いません。

現行のKindle Fire HDX 8.9 もアップデートを進めていくかどうか明言できないとのことでしたので、僕の場合は、iPadを購入して、Kindleアプリをインストールしたほうが、常に最新のKindleの機能が使えてハッピーだなと感じました(僕はKindleアプリについては「グルメ」です。iPad2上で最新のKindle体験をして、現行バージョンのKindleの機能をけっこう便利に使っています)。

ハードウェア屋さんとしてのAmazonは、ハードウェアを買い替えさせる動機づけとして、古いハードはアップデートしないという戦略をとっているのかなとも思いました。

でも、そういう戦略だと、「すぐに古びるAmazonのハードなんて要らない!」ということにしかなりません。

今回の件で、通販サイトが専用ハードを作って、サポートを維持するのはとてもとても難しいんだなと思いました。ハードウェアの保証も必要ですけど、ソフトウェアもなんとかしてほしいです。

日本版が2013年3月に発売されたKindle fire HD 8.9 のKindleアプリが刷新されず、その2年前である2011年4月に日本版が発売されたiPad2は、最新のKindle 体験ができるんなら、ユーザはiPad を買うでしょう。

きちんとアップデートされないのであればKindle専用機なんて要らない。要らない!


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